■ 妊娠中に処方されたフェロミア50mgで胃がムカムカ。原因は?
・ 妊婦の約4割が貧血で悩んでいる
・ フェロミアは、病院で処方される一般的な鉄剤
・ しかし、副作用でさらに悩んでしまうことも

 

 

胎児が成長する為の栄養は、へその緒を通じて母体から補給されます。
母親が食事により摂取した栄養分は、母体よりも胎児へ優先的に送られます。

 

 

胎児が成長するのに必要な血液をつくり出すために、鉄分を母体からもらっていきます。
その為、お母さんは鉄分不足になり、貧血に陥ってしまうのです。

 

 

血液中のヘモグロビン濃度が10.5g/dl以下になると、貧血と診断されます。
貧血で悩む妊娠中の女性は全体のおよそ4割で、病院ではよく対策として鉄剤を処方します。

 

 

一般的に広く処方されているのは「フェロミア」という鉄剤で、50mgと100mgのものがあります。
基本的には50mgのフェロミアを処方される妊婦さんがほとんどだと思います。

 

 

フェロミアには胎児への影響は無く、他の薬よりも副作用が少ない薬です。
しかし約1割の方が、副作用で辛い思いをした、という声もあります。

 

 

主なフェロミアの副作用は、吐き気・腹痛・胃のむかつき・便秘 などが挙げられます。
これらの症状は服用を続ける事により身体が慣れて収まってくる事もあるようです。

 

 

胃がムカムカする、というのも典型的なフェロミアの副作用のひとつです。
それは、フェロミアの鉄分が胃の粘膜を刺激する事により起こります。

 

 

その為、フェロミア鉄剤が処方される場合、胃薬も一緒に出される事が多いようです。

 

 

■ 便秘にもなってしまった。下剤をもらったけど下痢になった。。
・ 妊娠中はそもそも便秘になりやすい
・ 加えて鉄剤も便秘になりやすい
・ 下痢は胎児に良くないと聞くけど、、?

 

 

妊娠中は、ホルモンの影響や母体の水分が胎児へ優先的に送られる為に、便秘になる方が多いです。
また、胎児の成長により子宮が腸を圧迫し、狭くする事で便が排出されにくくなります。
さらに、鉄分は多過ぎると体の消化器官に刺激を与え、消化不良が起きて便秘などの症状が出てしまいます。

 

 

その為、便秘がひどい方には鉄剤の次に下剤を処方される方もいます。
すると今度は下痢になってしまい、また辛い思いをする、という事も少なくありません。

 

 

下剤は腸に刺激を与えて、腸の動きを良くし、便の排出を促す薬です。
下痢になるという事は、下剤が効き過ぎているのかもしれません。

 

 

下痢が続くと、栄養が胎児にきちんと行っているか不安になると思います。
母体の栄養は、胎児に優先的に行き届くようになっているので、その心配はあまりありません。

 

 

しかし、腸に刺激を与えている分、母体に負担がかかっているので、お母さんのケアをしっかりしましょう。

 

 

■ 鉄分の種類によって胃腸へのダメージが避けられる?
・ 鉄には2種類ある
・ 1つは胃腸に負担がかかるもの
・ そしてそれは病院で処方される薬に入っている

 

 

鉄にはへム鉄・非へム鉄と2つの種類が存在していることをご存知でしょうか?
へム鉄は、肉や魚などの動物性食品に、非ヘム鉄は野菜などの植物性食品に含まれています。

 

 

ヘム鉄はすぐに消化吸収されますが、非ヘム鉄は体内に残りやすく、胃腸に負担がかかります。
鉄剤として処方されるフェロミアなどの薬は、非ヘム鉄が成分です。

 

 

その為、鉄分による胃のムカムカや便秘などの症状が起こるのです。

 

 

鉄剤による、胃腸への負担を軽くしたい方は、ヘム鉄を摂取するよう心がけましょう。

 

 

■ 効率よく鉄分を摂取するには?
・ 食事で鉄分を全て補うのは難しい?
・ ヘム鉄を摂取すれば便秘などの症状は出にくい!
・ 鉄剤を続けたいが、体の不快感は感じたくない

 

 

鉄分(特に非ヘム鉄)は、体への吸収率が悪く、食事で全て摂取するのは難しいです。
薬には頼りたくない、という方は、鉄分と一緒にビタミンCを摂取するよう心がけましょう。
ビタミンCも同時に摂取することで、鉄分が体へ吸収されやすくなります。

 

 

あとは、鉄の中でもヘム鉄を出来るだけ摂取するよう心がけましょう。
胃腸に優しく、吸収率の良いヘム鉄は、レバーや赤貝、カツオ、イワシなどに多く含まれます。

 

しかし、妊娠中は、非妊娠時の約3倍の鉄分が必要とされており、鉄剤は頼もしい味方だと思います。

 

 

副作用は仕方のないことですが、少しでもそれを感じないための工夫をいくつかご紹介します。

 

 

朝昼晩の食後に飲むよう処方される鉄剤ですが、夜寝る前に飲んでも良いでしょう。
寝てしまえば、副作用を感じなくて済みますし、さほど悪影響はありません。

 

 

1日3回処方されている方は、1?2回に回数を減らしても良いと思います。
その分、食事を鉄分の多いものに替え、食事と鉄剤のバランスを取るようにすれば問題はありません。

 

 

あまりにも副作用が重い方は、子供用のシロップの鉄剤もありますので、医師に相談して替えてもらうのも手です。

 

 

貧血の症状が改善されないままの出産は、出血しやすくなる為、危険です。
また、産後の母体の回復も遅れてしまうので、妊娠初期の段階から鉄分の摂取を心がけましょう。

 

■ そもそもなんで妊娠中の貧血は危険なの?
・ 妊婦の約4割が貧血になる
・ その殆どが鉄欠乏性貧血と呼ばれるもの
・ 妊娠中の貧血は、母体にも胎児にも悪影響
・ 産後の母乳にも影響がある
・ 妊娠初期からの改善が大切

 

 

妊娠すると、疲れやすく、少し動いただけなのに息切れや動悸がするようになる妊婦さんも少なくありません。
さらに、めまいや立ちくらみ、頭痛などの症状にも悩まされる方もいます。

 

 

これは典型的な、体内の鉄分不足から起こる「鉄欠乏性貧血」の症状です。
妊娠中になってしまう貧血の原因の殆どがこの鉄欠乏性貧血という貧血です。

 

 

酸素を運ぶ血液の赤血球には、ヘモグロビンという血色素が存在しています。
ヘモグロビンは赤血球の三分の一の割合を占めており、残りの二分の一はほとんど水分です。

 

 

赤血球自体が肺から取り入れた酸素を体内に循環させていると思う方も多いでしょう。
しかし、実際はヘモグロビンが肺から体全体に酸素を運んでいるのです。

 

 

前置きが長くなりましたが、このヘモグロビンは鉄から生産されています。
体内の鉄分が不足すると、ヘモグロビンが作られず、酸素が充分に行き渡らなくなるのです。

 

 

酸素が充分に体の組織に運ばれないと、酸素不足に陥り、上記の貧血の症状が出てきます。

 

 

また、母体が鉄不足による酸素不足になると、胎児も酸素不足に陥ってしまいます。

 

 

鉄や酸素不足の赤ちゃんは、発育の遅れや、未熟児や低体重児で産まれてくる可能性が高くなります。
そして分娩時に、陣痛が弱い、微弱陣痛のままお産が長引いてしまう恐れもあります。
お産が長いと、その分赤ちゃんと母体の体力も消耗し、赤ちゃんが酸素不足になる危険があります。

 

 

また、分娩後の出血が多くなり、産後の母体の回復に遅れが出る恐れがあります。
さらに、血液からつくられる母乳が、貧血により充分につくられなくなる可能性も高くなります。

 

 

体内には「予備の鉄分」が存在するので、妊娠初期は貧血に気付かない事もあるかもしれません。
しかし、妊娠中期には、その予備の鉄も失われ、貧血の症状が重くなることがあるでしょう。
さらに、妊娠後期には赤ちゃんの発育スピードも速くなり、さらに大量の酸素を必要とします。

 

 

鉄不足による悪影響を避ける為にも、妊娠初期からしっかりと鉄分補給を行う事が大切です。

 

 

■ 妊娠中でも飲める副作用の少ない鉄剤はある?
・ 辛い副作用、なんとかしたい
・ 徐放性鉄剤とは?
・ 自己判断で鉄剤の服用を止めたりせず、医師への相談が大事
・ 胃薬などを併用することで、副作用を抑えよう

 

 

鉄剤の副作用は、主に胃のむかつきや便秘などの胃腸症状で、それは鉄が胃腸の粘膜を刺激する為です。
その副作用を感じない為にも、副作用の少ない鉄剤を希望する方も多いと思います。

 

 

体内で鉄が徐々に溶け出すようにつくられた徐放性鉄剤は、胃腸の粘膜への刺激が弱い鉄剤です。
しかし、弱いというだけなので、必ずしも全ての人に副作用が出ないというわけではありません。

 

 

残念ながら、どんな薬にも「飲む人全てに副作用が少ない」というものはありません。
「副作用を感じにくい」、自分の体に合った薬を見つける事が一番良い方法です。

 

 

「副作用が嫌だから」と、自分で勝手に薬を飲むのを止めず、医師に相談しましょう。
服用する鉄剤の変更や、胃腸を守る胃薬、下剤など処方してくれるでしょう。
副作用を抑えるために、鉄剤と一緒に胃薬を処方される方がほとんどです。

 

 

服用を続けるうちに体が薬に慣れて、副作用を感じなくなる事もあります。
自己判断で鉄剤の服用を止めたりせず、長い目で向き合っていきましょう。

 

 

■ 鉄剤を飲む時間と飲み合わせで副作用が変わる?
・薬を飲むタイミングで副作用が変わる?
・ 鉄剤は何で飲んだらいい?

 

 

ただでさえ、悪阻で具合が悪いのに、鉄剤の副作用でさらに具合が悪くなるのは辛い事です。
薬を飲む時間帯を変える事で、副作用が軽くなる事もあるので、ご紹介します。

 

 

食前の空腹時に飲むと、鉄が胃腸にダイレクトに刺激を与えてしまい、副作用が重くなってしまいます。
その為、食後もしくは食間に飲む方が副作用は出にくいと考えられます。

 

 

どうしても胃のむかつきを和らげたい方は、寝る前に飲むのもひとつの手です。

 

 

鉄剤を飲む時は、水がぬるま湯で飲むのが原則ですが、お茶で飲んでいませんか?
その中でも、タンニンを多く含む飲み物(緑茶、ウーロン茶、コーヒーなど)は危険です。
タンニンは、鉄の吸収を阻害してしまう為、鉄剤の鉄が無駄になってしまいます。

 

 

吸収されずに残った鉄が、胃腸をさらに刺激して、副作用が重くなるかもしれません。

 

 

食間か食後か、もしくは寝る前に、水がぬるま湯で鉄剤を飲むよう心がけましょう。

 

 

■ 漢方薬ってどうなの?
・ 漢方は体に優しいと聞くけど、、
・ 妊娠中の貧血にも使用出来る?
・ 漢方薬だけでは改善しないので、食事や鉄剤との併用が必要

 

 

漢方薬という言葉を聞くと、体に優しい、副作用が無いなんてイメージを持つ方もいると思います。
実際その通りで、漢方は長年、様々な治療に幅広く使用されています。

 

 

妊娠中の貧血に対する漢方薬は、ありますがそれだけでは貧血の改善になりません。
貧血の漢方薬は、「鉄の吸収を良くする」ものなので、直接鉄の補給が出来るわけではありません。

 

 

漢方薬を使用する場合、鉄分の多い食事を摂るか、鉄剤と併用する必要があります。

 

 

気になる事はお医者さんと相談して、自分に合った鉄剤や漢方を見つけましょう。

 

■ レバーやほうれん草はどれくらいたべればよい?
・ 鉄分の多い食材といえば、レバーやほうれん草
・ 妊娠中にレバーは良くない
・ 一日の摂取量は?
・ レバーやほうれん草をたくさん食べれば良いわけではない

 

 

鉄分を食事で補おうとする際に、思い浮かぶのはレバーやほうれん草などの食材だと思います。
レバーやほうれん草は確かに鉄分の含有量が多いので、貧血予防に食べる方が多いです。

 

 

しかし、妊娠中にレバーを大量に摂取すると、胎児に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。

 

 

妊娠中に必要な鉄分量は、初期の頃は13mg、中?後期では25.0mgを一日で摂るのが望ましいとされています。
豚レバー50gに鉄分は約6.5mg含まれており、「レバーをたくさん食べれば良い」と思うと思います。

 

 

しかし、レバーには「レチノール」という、ビタミンAの仲間が多く含まれています。
レチノールを、特に妊娠初期に大量に摂取すると、胎児が奇形や先天異常になる危険性があります。
具体例を挙げると、口唇口蓋裂や、心臓や血管の異常などがみられるそうです。

 

 

ですので、レバーは出来るだけ避け、摂取するなら一週間に一回、10~30g程度食べましょう。

 

 

ほうれん草にもビタミンAが含まれていますが、それは「プロビタミンAカロテノイド」と呼びます。
プロビタミンAカロテノイドは、体外に排出されやすいので胎児に悪影響はありません。

 

 

ほうれん草100gに含まれる鉄分は2mgで、ほうれん草100gは茹でるとご飯茶碗一杯分程になります。
一日に必要な鉄分をほうれん草で補おうとすると、気が遠くなるような量を食べなくてはいけません。

 

 

ほうれん草だけを偏って大量に食べていると、今度は別の栄養素が不足してしまう可能性があります。

 

 

また、鉄分は一度に必要な量しか体内に吸収されず、余った鉄は体外に排出されます。
その為、「食べ溜め」が出来ず、三食しっかり鉄分の多い食材を食べなくてはいけません。

 

 

鉄分補給=レバー、ほうれん草と思いがちですが、妊娠中は特に摂取に注意が必要な食材です。
様々な食材と組み合わせたり、調理方法などを工夫したりして補うようにしましょう。

 

 

■ 毎日の食事で鉄分を補うのは無理があるかも
・ 毎日ほうれん草ばかり食べて大丈夫?
・ 他の食材の鉄分含有量もたかが知れている
・ 食事だけで必要な鉄分量の確保は可能?

 

 

妊娠初期にほうれん草で一日に必要な鉄分を補うとすると、最低でも400g必要です。
ほうれん草一袋が約200gなので、一日二袋を毎日食べ続けることになります。

 

 

ほうれん草にはシュウ酸という、腎結石の原因となる物質を多く含んでいます。
なので、ほうれん草を毎日大量に摂取し続けると結石が出来てしまう危険性があります。

 

 

妊娠中は食事制限も多く、なかなか食事だけで必要な鉄分を確保するのは難しいです。
鉄分の入ったウエハースなど、お菓子代わりに鉄分補給出来るものも取り入れましょう。

 

 

■ 鉄分のサプリメントは妊娠中でも飲んでいい?
・ 鉄剤ではなく、サプリメントの効果は?
・ サプリメントはあくまで「栄養補助食品」
・ 妊娠中でも悪影響はない?

 

 

ドラッグストアなどで、「鉄」と書かれたサプリメントをよく見かけます。
サプリメントは鉄分補給にどれ位効果的で、副作用等は無いのでしょうか?

 

 

鉄剤に使用される鉄分は、非ヘム鉄という吸収率が悪い鉄から出来ています。
対してサプリメントは、ヘム鉄サプリと呼ばれる吸収率の良いヘム鉄を使用したものがあります。
しかし、鉄剤の効果は鉄分サプリメントの7~10倍あると言われています。

 

 

鉄分補給率は、鉄剤の方がサプリメントより圧倒的に高く、品質も一定しています。

 

 

「サプリメントは薬じゃないから量をたくさん飲めば良い」という考え方はしないで下さい。
サプリメントは医薬品ではない為、商品により品質が異なり、鉄以外の成分も多く含まれている物もあります。
その成分同士の相互作用により、鉄の吸収率が悪くなってしまう、という事もあります。

 

 

サプリメントは「栄養補助食品」ですので、まずは食事で鉄分を出来るだけ補給しましょう。
それでも足りない時に、サプリメントを一日の飲用量を守って飲むようにしましょう。

 

 

サプリメントが胎児に悪影響を及ぼすのかは、残念ながら解明されていません。
しかしどんなものでも、過剰摂取は胎児に何らかの影響を及ぼすので摂り過ぎには注意しましょう。

 

 

サプリメントの副作用は特にないので、鉄剤の副作用がどうしても嫌な方は、医師と相談してみましょう。

 

 

■ 鉄分を効率よく摂れる食事法とは?
・ 出来るだけ食事で鉄分を補いたい
・ 鉄の特性を活かす事で吸収率は上がる

 

 

鉄には非ヘム鉄、ヘム鉄の二種類あり、非ヘム鉄はヘム鉄より吸収率が悪いです。
ヘム鉄の体内吸収率は15~25%に対し、非ヘム鉄は5%程度と吸収率が一気に低くなります。

 

 

ヘム鉄を沢山摂りたい所ですが、ヘム鉄を多く含む食材にはレチノールも多く含まれています。
なので、食べ過ぎると胎児に悪影響を及ぼしてしまう為、たくさん食べる事は出来ません。

 

 

吸収率の悪い非ヘム鉄でも、食べ合わせにより吸収率を上げる事が出来ます。

 

 

鉄分は、ビタミンCを一緒に摂取することで体内への吸収率が良くなります。
ほうれん草や小松菜などを食べる時に、一緒にレモンや赤ピーマンなどを食べるようにしましょう。

 

 

また、鉄分は体内でタンパク質と結びついて吸収される為、タンパク質も一緒に摂ると吸収率が上がります。
あさりとほうれん草を、牛乳でクラムチャウダーにすると鉄もタンパク質も沢山摂る事が出来ます。

 

 

食事のバリエーションも広がりますし、色んな食材で色々な料理を楽しみましょう。

 

■ 葉酸に造血作業があるって知ってました?
・ 妊娠初期にたくさん摂りたい葉酸
・ 葉酸は造血ビタミンと呼ばれている
・ 妊娠中の貧血は鉄分不足じゃないの?

 

 

妊娠中、特に妊娠初期の段階にたくさん摂取するのが望ましいとされる栄養素は葉酸です。
ほうれん草から発見された栄養素で、その名の通り葉物に多く含まれています。

 

 

葉酸は、核酸やチミンの合成の際に補酵素として、細胞分裂やDNAの合成に携わっています。
胎児の細胞分裂が活発に行われる妊娠初期に葉酸が不足すると、先天異常を招く恐れがあります。

 

 

また、ビタミンB群のひとつである葉酸は、ビタミンB12と協力して赤血球の生成をします。
そのため、葉酸は「造血のビタミン」と呼ばれる程、赤血球の生成に欠かせない栄養素なのです。

 

 

赤血球は、赤芽球が細胞分裂する事によって出来るもので、葉酸が不足すると分裂が行われません。
その結果、赤芽球だけが大きくなるだけで赤血球にならず、最終的に細胞自体が死んでしまいます。

 

 

妊娠初期の段階で起こる貧血は、胎児が細胞分裂に葉酸をたくさん必要とする為に起こります。
妊娠中は、一般女性が必要とする2倍の量の葉酸を摂取するのが望ましいとされています。

 

 

■ 造血だけじゃない、葉酸がもたらす様々な効果
・ 口内炎は葉酸不足?
・ 動脈硬化を予防する働きも
・ 認知症や聴力障害も予防してくれる?

 

 

造血ビタミンと呼ばれる程赤血球の生成に深く関わる葉酸ですが、その他にも働きがあります。
葉酸は、さまざまな細胞の合成を手助けする、補酵素として存在しています。

 

 

体内でタンパク質がつくられる際に、葉酸が補酵素として合成のお手伝いをします。
タンパク質は、口の中や、腸、舌などの生まれ変わりが速い粘膜をつくりだす物質です。

 

 

葉酸が不足するとたんぱく質もつくられず、粘膜が炎症を起こし、口内炎などになります。

 

 

また、葉酸はホモシステインというアミノ酸を、メチオニンやシステインに変える働きがあります。
葉酸が不足すると、ホモシステインが増え、血液凝固や血栓が形成され、動脈硬化を招きます。

 

 

さらに、ホモシステインにより形成された血栓で体内の血流が悪くなると、脳にも影響が出てきます。
血流が停滞すると、脳に充分な血液が行き渡らず、認知症や聴力障害を起こします。

 

 

ホモシステインは加齢と共に濃度が上がるので、妊娠していなくても葉酸は積極的に摂取したい栄養です。

 

 

■ 葉酸は食事だけで補える?
・ 野菜をたくさん食べれば葉酸は補える?
・ 妊娠時に必要な葉酸は400μg/日
・ 水溶性ビタミンの葉酸は摂取しづらい
・ 効果的な調理法は?

 

 

胎児にも母体にもメリットの大きい葉酸をたくさん摂りたい、食事で補いたい方も多いと思います。
しかし、葉酸のある性質により、食事だけで葉酸を補うのはかなり難しいです。

 

 

妊娠中は1日約400マイクログラムの葉酸を摂取する必要があると言われています。
これは、ほうれん草だと毎日約2袋、いちごだと毎日約30個食べる必要があります。
これだけの量を毎日食べ続けるというのは、かなり厳しいことだと思います。

 

 

葉酸は水溶性ビタミンなので、熱・水・光に弱く、それらによってすぐに壊されてしまう栄養素です。
その為、茹でたり、炒めたり、加熱調理をすると葉酸が失われてしまう為、意味がありません。

 

 

加熱をせず、新鮮なサラダや、果物を搾ってジュースなどにする事が一番良い方法です。

 

 

また、葉酸はビタミンCによって活性型になり、ビタミンB12と共に赤血球を造り出す性質があります。
したがって、ビタミンCやビタミンB12を一緒に摂取することで、葉酸の効果が上がります。

 

 

■ サプリメントを活用しよう
・ 葉酸サプリメントって何?
・ 妊娠中でも飲んでも平気?
・ 葉酸以外の栄養素も摂る事が出来る

 

 

食事だけで必要な量の葉酸を補う事は大変なので、サプリメントを活用するのが一番良いです。
サプリメントは栄養補助食品なので、薬と違い副作用はほとんどありません。
葉酸サプリメントは、1日に必要な量の葉酸を1~4粒程度に凝縮した錠剤・粉末です。

 

 

さらに、葉酸サプリメントは妊婦さんにニーズが多いので、妊娠中でも安心して飲める商品も多いです。
無添加で安全・天然成分100%で妊娠中でも安心!などと謳っている商品も多く存在します。

 

 

さらに、一緒に摂ると効果的なビタミンC、ビタミンB12などの栄養素も入った商品もあります。
葉酸だけでなく、その他の栄養素も一緒に摂れるのはかなり大きなメリットだと思います。

 

 

無理に食事で補おうとして大変な思いをするより、栄養が凝縮されたサプリメントを飲みましょう。
特に、悪阻が酷く、食事も満足に出来ないという方に葉酸サプリメントをおすすめします。

 

■ 葉酸サプリの貧血への効果は?口コミを調べてみた
・ たくさんある葉酸サプリ、どれがいいの?
・ 本当に効くの?葉酸サプリの口コミ

 

 

葉酸サプリは、色々なメーカーから数多く販売されている人気のサプリメントです。
どれを選んだら良いかわからない方の為に、葉酸サプリを選ぶポイントをご紹介します。

 

 

妊婦さんが1日に必要とする葉酸の量は400μg/日なので、同程度の葉酸が入ったものを選びましょう。
葉酸はビタミンCやビタミンB12を一緒に摂る事で効果が上がるので、それらも入っているサプリにしましょう。

 

 

化学合成された葉酸サプリは、妊娠後期に過剰摂取すると子供が喘息になる危険性が高くなります。
化学合成のサプリは比較的安価で手に入りますが、出来るだけ天然由来の葉酸サプリを選びましょう。

 

 

インターネットに投稿された、葉酸のサプリメント効果の口コミを調べてみました。

 

 

実際に葉酸サプリメントを飲み始めてから、肌が綺麗になった、と効果を感じた方が多いです。
他にも、疲れにくくなった、イライラが減った、髪がツヤツヤになった等、効果は様々です。

 

 

貧血に対しては、「立ちくらみをしなくなった」という声が多くあります。
商品によっては、鉄分も配合されたものがあるので、それと併せて貧血への効果も高くなります。

 

 

■ 葉酸サプリの悪い口コミ、良い口コミ一覧
・ 妊婦に人気の葉酸サプリをいくつか調べてみた
・ 商品によってメリットデメリットがある

 

 

それでは、数多く販売されている葉酸サプリメントでどれが一番人気なのでしょうか?
実際にその商品を使用した方々の色々な口コミを見やすくまとめてみました。

 

 

「BELTA(ベルタ)葉酸サプリ」の良い口コミ・悪い口コミをいくつかご紹介します。

 

 

良い口コミ:無添加で母体や胎児にも安心して飲める
      飲み続けているうちに肌の質が良くなった
      定期購入で割安になるのが嬉しい
      イライラしなくなった
      匂いがなく、悪阻が酷くても飲めた
      パッケージが可愛い

 

 

悪い口コミ:1日4粒も飲むのが大変
      薬品のような匂いで具合が悪くなった
      ビタミン・ミネラルが他の商品と比べて少ない
      葉酸と関係無い美容成分が多い

 

 

 

芸能人御用達!という宣伝で話題の、「美的ヌーボ」葉酸サプリの口コミをご紹介します。

 

 

良い口コミ:天然素材100%で安心して飲める
      飲み始めてから肌のハリを実感した
      便秘が解消された
      貧血検査に引っかからなくなった
      迅速な出荷ですぐ手元に届く

 

 

悪い口コミ:粒が大きくて飲みづらい
      コスパが悪い
      空腹時に飲んだら胃もたれした

 

 

女性100人の声から生まれたという「AFC葉酸サプリ」の口コミをご紹介します。

 

 

良い口コミ:他の葉酸サプリに比べて安い
      おまけが付いていて嬉しい
      飲み続けて貧血が軽くなった

 

 

悪い口コミ:独特の匂いで具合が悪くなった
      4粒飲むのが億劫
      錠剤をコーティングする為の添加物が入っている
      葉酸は天然由来ではなく、合成だった

 

 

以上、妊婦にお薦めの葉酸サプリで人気の3商品についての色々な口コミでした。

 

 

同じ商品でも、粒が大きくて飲めないと言う方や、小さくて飲みやすいと正反対の意見の方もいました。
粒の大きさ・匂いに関しては個人差が大きく、自分で試してみるのが一番だと思いました。

 

 

■ 総合してお薦めのサプリは?
・ 色々な口コミがあるけど、結局どれが一番良いの?
・ 錠剤が苦手だけど、粉末タイプはないの?

 

 

葉酸サプリは、からだに嬉しい変化が様々見られる事が口コミでわかりました。
では、どの葉酸サプリが一番良いのか、口コミや内容物から総合的に評価してみました。

 

 

上記でご紹介した3つのサプリのうち、一番お薦めできるのが「美的ヌーボ」です。
100%天然素材で体に安心で、葉酸以外の栄養もたくさん入っているので効果を感じやすいです。
他の商品と比べて、コストパフォーマンスはあまり良くありませんが、高い効果を実感出来ます。
その点を考えると、少々値段が張ってもさほど気にはならないと思います。

 

 

錠剤が苦手でどうしても飲めないという方にお薦めする粉末の葉酸サプリをご紹介します。

 

 

ライフプラスの葉酸サプリメントという葉酸サプリは、他にはあまりない粉末のサプリです。
アメリカで作られているサプリで、商品到着まで少々時間は掛かりますが、効果は非常に高いです。

 

 

しかしこのサプリは粉末のため、味がダイレクトに舌に伝わってしまいます。
口コミで多いのが「不味い」という声ですが、その効果は確かなので我慢して飲んでいるようです。

 

 

■ 自分の体質に合ったサプリを選ぼう
・ 自分が何を最優先にするか選ぶサプリは変わる
・ サプリメントはすぐに効果が出るわけではない

 

 

一番お薦めする葉酸サプリもご紹介しましたが、自分が求めるものを購入する事が大切です。
値段を重視する方、無添加天然素材に拘りたい方、他の栄養が多いものが良い方、人それぞれです。

 

 

あまり口コミに惑わされず、自分で飲みたいサプリを飲むのが一番良いかもしれません。

 

 

また、サプリメントは薬ではないので飲んですぐに効果が現れるものではありません。
毎日摂取することが大切なので、効果が現れないといって安易に止めないよう気をつけましょう。

 

■ 鉄分もはいってる葉酸サプリはある?
・ 他にどんな栄養素が入っているの?
・ 鉄はどれくらい入っているの?

 

 

葉酸と鉄のはらたきが、妊娠中の貧血予防にとても有効だという事は皆さんご存知だと思います。
しかし、どちらの栄養素も食事だけで1日の必要量を補うのは難しいものです。

 

 

効率よくこれらの栄養素を摂取するにはサプリメントを服用するのが望ましいです。
葉酸サプリは妊娠中の人向けに作られている物が多く、葉酸以外の栄養素も豊富に含まれています。

 

 

葉酸の他に、ビタミンやミネラル、鉄分やカルシウムなどの栄養素がたくさん入っています。
特に、葉酸や鉄分の吸収率を上げるビタミンCやビタミンB12が含まれているものが多いです。

 

 

他にも、葉酸と併せて摂りたい鉄分も豊富に含んでいて、大体10~16mg程度入っています。
これは妊娠時の鉄分の1日の摂取量に相当するので、貧血予防に大変効果的です。

 

 

■ 葉酸サプリにはカルシウムもたっぷり!
・ カルシウムもたくさん入っている葉酸サプリ
・ そんなに必要な栄養素なの?

 

 

葉酸サプリには、「カルシウムも入っています!」という宣伝文句の商品もあります。
カルシウムは食事でも簡単に摂取出来るので、一粒の含有量はさほど多くはありません。
しかし、妊娠中は沢山の栄養が必要なので、サプリメントでプラスαのカルシウムを補う事が出来ます。

 

 

葉酸や鉄分に加えて、カルシウムは妊娠時にそんなに重要な栄養素なのでしょうか?

 

 

カルシウムは、骨や歯をつくり、さらに心臓や、神経組織の働きをスムーズにする働きがあります。
カルシウムが不足すると、胎児の骨格や神経組織の発育に悪影響を及ぼします。

 

 

また、胎児のカルシウムは母体の骨から使われる為、お母さんの骨が脆くなってしまいます。
加齢と共に、骨粗しょう症になってしまう危険性があるので、カルシウムの補給はとても大切です。

 

 

また、カルシウムは血圧上昇や妊娠中毒症を予防してくれる働きがあります。
葉酸サプリを飲んで「イライラしなくなった」という効果は、カルシウムのお陰だと思います。

 

 

カルシウムは、鉄分、葉酸と共にしっかりと摂取したい栄養素のひとつだと言えます。
しかし、カルシウムの過剰摂取は便秘になる恐れがあるので、含有量が多すぎないサプリを選びましょう。

 

 

■ 葉酸、鉄分、カルシウム、別々のサプリにすれば効果は3倍?
・ 単体の栄養素のサプリを複数飲めば、効果は倍になる?
・ お金は倍かかる
・ サプリの相互作用で体調を崩す場合も

 

 

葉酸だけ、鉄分だけ、カルシウムだけのサプリを摂れば、効果は3倍になるのでしょうか?
確かにそれぞれの摂取量は増えるかもしれませんが、それはお薦めしない飲み方です。

 

 

ひとつのサプリの1日の摂取量は1~4粒程度なので、3つそれぞれ飲んだ場合最大で12粒必要になります。
その量のサプリを毎日飲み続けるのはとても大変ですし、1粒が大きければ尚更です。

 

 

また、サプリを別々に購入する分、コストも余計にかかってしまう為お薦め出来ません。
経済面から見ても、別々に摂取するよりはひとつに凝縮されたサプリを飲む方が良いでしょう。

 

 

また、配合されているものによっては飲み合わせが悪く、体調を崩してしまう恐れがあります。
サプリの相互作用によって効き目が強くなり過ぎて、内臓障害が起きる危険があります。

 

 

においや味もサプリによって異なるので、その点から具合が悪くなってしまう場合もあります。

 

 

妊婦向けの葉酸サプリは、他の栄養素もお互い邪魔しないようバランス良く配合されています。
必要な栄養が1粒に凝縮されているものの方が、ストレス無く飲めると思います。

 

 

■ プラスαの栄養素でお肌のツヤツヤに
・ 葉酸、鉄、カルシウムが入っているサプリを選ぼう
・ 商品によっては、さらに嬉しい効果をもたらすサプリも
・ 授乳期にも飲みたい葉酸サプリ

 

 

妊娠中に飲む葉酸サプリは、鉄、カルシウムもバランス良く配合されたものを選びましょう。
そうすることで、貧血予防や、イライラの軽減、妊娠中毒症の予防にもつながります。

 

 

また、サプリを飲む事で「ちゃんと栄養を補給している」という安心感を得る事が出来ます。
気持ちが不安定になりがちな妊娠中を、笑顔で過ごす為にもサプリをお勧めします。

 

 

サプリによっては、プラセンタやヒアルロン酸、コラーゲンなどの美肌成分が配合されています。
女性には嬉しい美肌効果も期待出来るので、是非飲み続けていきたいサプリです。

 

 

さらに、葉酸サプリは産後の授乳期にも飲むのが良いとされるサプリメントです。

 

 

母乳は血液からつくり出されるので、葉酸や鉄分で血液の生成を促すと質の良い母乳が出来ます。
また、産後はホルモンバランスの乱れにより、肌荒れやストレスを感じやすくなります。
葉酸サプリに含まれる美肌成分やカルシウムが、産後の調子を整える手助けをしてくれます。

 

 

女性に嬉しい葉酸サプリで、貧血や便秘、肌荒れなどのトラブルを解消する生活を送りましょう。